『自閉症のぼくは小説家』 第6回「詩が生まれた日」
内田博仁(うちだ・はくと)
2025.10.31
読み物
内田博仁(うちだ・はくと)
2025.10.31
佐々木譲
(第2回はこちらから) 天気はいい。 気温も静岡県は最高が一八度との予報だった。寒いというほどの気温ではない。もっとも浜松の海岸に出れば、少し風はあるだろうが、小一時間砂浜を歩くことは苦にはならないだろう。 冬樹は、この日も黒っぽい身支度で部屋から出てきた。細身の黒いパンツ、黒いシャツに
2025.10.21
内田博仁(うちだ・はくと)
2025.10.10
佐々木譲
ふと気がつくと、はやぶさ十号は荒川を渡っていた。 東北新幹線は、盛岡から東京都内まで二時間余で移動するのだ。修平はいまだにこの速さに慣れていない。とうに新幹線の移動の数のほうが、在来線での移動の数を上回っているのにだ。 修平は棚から大きめの帆布のリュックサックを下ろして背負い、ショルダーバッグを肩
2025.09.20
内田博仁(うちだ・はくと)
2025.09.19
内田博仁(うちだ・はくと)
2025.09.01
内田博仁(うちだ・はくと)
2025.08.08
内田博仁(うちだ・はくと)
連載第1回 はじめに自己紹介僕は特別支援学校の高等部に通う17歳の高校2年生です。僕は2歳の時、知的障害を伴う重度自閉症と診断されました。「自閉症」という言葉を皆さんはご存じでしょうか? きっと一度ぐらいは、その言葉を耳にしたことはあると思います。「自閉症」とは、いまだに原因が解明されていない先天性
2025.07.11
最果タヒ
題字:はるな檸檬第4回 言いづらいことだけど正直に言おう、と思う前に 人には感情の波があって、愛する上でもいろんな出来事もあり、何かに悩んでしまうこともあるわけで、そんなときに手紙に書くべきだろうかと考え込むようなことを下書きに書いてしんどくなり、やめよやめよ……と思うことって多々ある。自分の気持ち
2025.03.14
最果タヒ
題字:はるな檸檬第3回 「あなたを愛する私」を愛そう 私はあなたにとってただの他人で、そんな他人に何を言われたって嬉しくないのではないだろうか、みたいな不安に囚われて、できるだけ客観的に称えようと必死になっていた時期があります。「どれほどあなたが素晴らしいか」を、理論立てて、相手に証明していく。それ
2024.12.25